双極性障害について知る気づきにくい心の病気

双極性障害は油断大敵|身近に潜むキッカケ

完治には早期治療が鍵

笑顔の女の人

周りから気分屋と言われたり、寝なくても大丈夫、イライラ、疲れやすいなどの自覚症状があれば、双極性障害の可能性があります。直ちに医療機関にかかりましょう。双極性障害は、薬物治療と精神治療が軸となりますが、早期に発見できれば、完治できる可能性が高まります。家族の協力も得て、医師に相談しましょう。

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発見しづらい病気

笑顔のウーマン

うつ病との違い

双極性障害とは、以前まで躁鬱病と言われうつ病と似た病気、と思われてしまうこともありました。うつ病とは主に気分が落ち込み、何事に対しても無気力な状態が、少なくとも2週間以上続く病気です。それに対して双極性障害とは、気分が落ち込むうつ期と、本人が絶好調だと感じる躁期を、繰り返す病気です。うつ病では気分の落ち込みを和らげ、うつ状態の回復させることに、治療の重きを置いています。しかし双極性障害の場合は、うつ期と躁期のぶれ幅を少しでも減らすことに、全力を注ぎます。このようにうつ病と双極性障害は、治療方針も全く異なる病気なのです。 双極性障害は主に、双極1型障害と双極2型障害にわかれます。双極1型障害は躁状態がはっきりしていて、躁症状が重いのが特徴です。躁状態が重いので早めに治療行わないと、患者自身の社会的地位を失う結果になることもあります。双極2型障害は、これに比べて躁状態が軽い軽躁状態とうつ状態を繰り返します。こちらは躁症状が軽度のため、本人も周りも、調子が良いだけと感じる場合が多く、発見しづらいのが特徴です。 双極性障害の発症原因は、大きく3つに分けられます。まずは遺伝です。しかしこれは特定の遺伝子で発病する、と言うことではありません。一卵性双生児の追跡調査の結果、片方だけの発症例があるのです。このことにより、特定の遺伝子の組み合わせで起こると考えられています。次に考えられている原因は環境です。育った環境が大きく影響するとされています。しかしこれは、研究が進行している段階であって、具体的な解明はまだ済んでいません。今後の研究での解明が期待されています。そして、最後が病前性格です。多くの場合社交的で、しっかりした人がかかりやすいとされています。このように、いまだ原因は完全に特定されてはいません。しかし双極性障害は、真面目で社交的な人が、過度のストレスなどで発症することもある、誰でも起こりうる病気なのです。身近に潜むキッカケに注意しましょう。

病気との付き合い方

双極性障害を治療せずに放置してしまうと、重症化したり、自殺を図ってしまうこともあります。そうならないために、きちんと医師の診断を受け、治療していくことが大切です。まず治療は、主に2つに分けられます。1つ目は薬物療法です。主軸として気分安定剤を使い、躁とうつの波を、和らげるのを目的とします。また抗精神薬でイライラを沈めたり、基本的には用いせんが、重度のうつ症状が出ている場合は、抗うつ剤を使うこともあります。また睡眠を助けるために、同時に睡眠薬が処方されることも多くあります。このような薬で気分の波を抑えて、日常生活が送れるようにしていきます。しかしこの時に重要なのが、調子が良くなったからといって、医師の判断なしで、勝手に断薬しないことです。双極性障害の場合、本人が調子が良いと感じるのは、躁状態になっている場合があります。投薬には必ず医師の指示を仰ぎ、自分勝手に治療中断しないことが必須になります。 2つ目は精神療法です。精神療法には様々な種類があります。まず心理教育です。医師からの患者への一方通行の病気の説明ではなく、患者と医師が同じ目線で治療にあたります。患者と医師がたくさん話し合うことにより、患者自身の病気の知識を、増やすことが目的となります。次に認知行動療法です。これは患者が陥りやすい、否定的な捉え方に自分で気づくことから始めます。自分で気づくことにより、否定的な捉え方を、別の受け取り方ができるように変えていきます。この結果、日常生活での適応力を上げていくのです。 このように、薬物療法と精神療法を併用して治療していきます。双極性障害はすぐに治る病気ではありません。しかしきちんと治療を行えば、症状をコントロールし、以前と変わらない日常を送れるようにもなります。双極性障害の治療はあせらずしっかり行うことが大切です。

特徴と治療時の注意点

腕を上げる男性

双極性障害は早期に適切な治療を開始した方が症状が重くならず、回復のための時間や負担が少なく済むのですが、早期発見が難しい疾患ですので、早期発見のためには予め一定の知識を有しておくことが大切です。また、双極性障害に伴う専門医への通院の際には患者だけでなく家族も同行することが有効です。

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気分の波が激しい気分障害

カウンセリング

双極性障害は躁状態とうつ状態を繰り返す特徴があり、気分の浮き沈みが激しいです。この浮き沈みを少しでも目立たなくするには治療が必要で、再発の可能性も含めて上手く治療と向き合っていかなければいけません。治療にはいろいろな面から症状を回復していける対策が行われ、続けることで効果が得られるようになります。

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