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双極性障害は油断大敵|身近に潜むキッカケ

気分の波が激しい気分障害

カウンセリング

躁状態とうつ状態の症状

近年よく知られるようになってきた双極性障害とは、気分障害の枠に入り、躁状態とうつ状態の2つの症状を繰り返してしまう特徴を持ちます。双極性障害は別名躁うつ病とも呼ばれ、うつ病と比べると発症率は低いですが、それでも日本では約100人に5人は発症の確率があります。原因は今の時点でははっきりと分かっていませんが、ただ多くの人がうつ病が続いたうちに発症してしまう傾向となっています。双極性障害の躁状態とは、いわゆる調子がとてもいいときで、ハイテンションな状態が続きます。しかし、いっときするとうつ状態に戻ってしまい、気分の落ち込みがしばらく続くことになるのです。こういう状態を繰り返していくので、双極性障害の人はとても疲れてしまうことになります。うつ状態から躁状態になったときは治ったと勘違いする人も多いですが、再びうつ状態に戻ってしまうため戸惑う場合も少なくありません。双極性障害はうつ病と同様に治療が受けられますが、再発しやすいところも特徴の1つです。症状が軽くなったとしても数年以内に再発する場合が目立ち、長い期間を通して治療と付き合っていかなければいけません。また、双極性障害は発達障害であるADHDを40〜80%の確率で併発すると言われています。イライラした状態や注意力散漫などが共通した症状になり、さらにこの2つは遺伝性の疑いもあります。いずれにしても社会生活が困難になってしまう負担から、少しでも楽に生活が送れるように症状を抑えていかなければいけません。

投薬とカウンセリング

双極性障害の治療では、うつ病の治療とは違い、気分の高低差を少しでも縮めていく方法が取られます。それで行われる具体的な治療は、投薬やカウンセリングです。投薬では、うつ病と同じような気分安定薬や抗うつ薬などが使われ、躁状態やうつ状態の時でも効果を発揮してくれます。気分の波を鎮めることが目的ですから、これで症状がコントロールされるようになります。カウンセリングでは複数の種類があり、心理教育や家族療法、認知行動療法や対人関係療法などです。心理教育では双極性障害のことを詳しく勉強し、知識を増やしていきます。それによって不安が解消されていくので、間違った認識をしなくて済みます。双極性障害を前向きに捉えていくことができ、治療にも専念していけるのです。家族療法では患者の家族も一緒に心理教育に関する指導を受け、理解を深めていくようにするのが目的です。双極性障害の家族や周りの人は、本人の気分の激しさに戸惑ってしまったり振り回されてしまうことも珍しくありません。理解を深め協力してもらう体制が治療にも影響してくるため、家族と一緒に積極的に受けていきたい治療です。また、認知行動療法は、日々の生活から起こる考え方を正しく捉えていくように指導します。これだけでも生き辛さが解消されて楽になっていくため、その価値は十分にあります。他にも対人関係療法で人間関係の難しさを克服でき、生活習慣の改善も勧められます。以上のようなカウンセリングで、双極性障害特有の辛さもだいぶん落ち着くようになり、気分の波もそれほど目立たない効果が得られます。頻繁に気分の浮き沈みが激しくなる、うつ病なのか完治したのか分からないなどのような悩みがある場合は、1度専門病院で診てもらう必要性があります。

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